JR駅内自由通路鳩害対策(町からの依頼)H25.3/20
ご依頼内容
「駅の自由通路への鳩の糞で駅利用者・通行人・清掃担当など嫌な思いをしているが、何かいい方法は無いでしょうか?」
管轄している町からの依頼です。千葉県の駅舎を渡る自由通路に鳩が床、カーテンウォール(壁になっている窓ガラス)、鉄骨を汚しています。 カーテンウォールと天井の隙間に営巣している箇所があり、どんどん鳩が増えている状況のようでした。 かなりの糞と羽毛が散乱し、清掃の係員さんがご苦労なさっています。
作業方針
鳩が止まれる箇所全面にネットを張る方法をご提案しましたが、設置面積がかなり広く、作業期間が長くなり、費用も大きくなる。美観の問題などから今回は、営巣箇所への忌避剤の設置と清掃を併せて行います。駅の通路ですので、なるべく人通りの少ない夜間作業とします。
作業内容
調査では鳩の巣が幾つか有るようですのでヒナ、卵の撤去が予想されます。事前に許認可申請をしっかり行ってからの作業開始となります。作業時間は夜20:00~翌5:00までの夜間作業 。ローリングタワー(仮設足場)を設置し、ヘルメット、安全体、安全ベストで安全に作業します。また、通行人や、床にゴミが飛散しないように人避け、飛散養生をします。
ガラス面、鉄骨など清掃作業をしっかりと行います。 清掃後、巣が作られないようにしっかりと忌避剤を設置します。
許可申請について
許認可申請が必要書となります。
「鳥獣保護及び狩猟の適正化に関する法律第9条第3項」の規定により鳥獣を駆除、捕獲しようとする者は書面を該当地域地域振興課に提出し、許認可を得る必要があります。 弊社の有資格者により提出し、認可を得ました。
作業を終えて
鳩が止まるスペースをなくすためのネット(固定網)設置なら完璧ですが、予算や工期など都合にあった対策となりました。今回の対策方法をご提案し、選んでいただいてよかったと思います。
完了報告に行き、現場確認にいってみると毎日清掃しているシルバーさん(清掃係の方)が、「朝、掃除しても昼にはフンだらけだったのに、きれいなまま。よかったわ」 とおお話してくれました。 (ハト対策コンサルタント 高山公子)